詩人は言葉や発想のまるで魔術師のようである…
地球に関わるような詩に、水の星(茨木)太陽の光を提灯にして(石垣)がある。
「折々のうた」の大岡信、「二十億光年の孤独」の谷川俊太郎、「祝婚歌」「生命は」
「塾れる一日」「漢字喜遊曲」などの吉野弘に「戯歌四つ」があり、そこにも地球が
顔をだしていた。彼等は「櫂」の同人であった人である。
山之口獏さんの「僕の詩」「税金のうた」「喪のある風景」にも地球が転がっている。
「櫂」発行人盟友、川崎洋にも絶妙な詩があり、「虹」などなど再読、再読していたら、
牟礼慶子さんのまぶしい青春に輝く「すばらしい海」の詩に出会った。
まどみちお詩集「こんなに たしかに」、工藤直子さんの「あいたくて」
宮崎・三浦→茨木のり子さんを種子にして、再読したい冊子は目黒押しである… |