田舎での小さい頃、ミイーになつかれ、蚊帳の中まで入って来る三毛猫がいた。
ある日突然居なくなり、野山でたまたま逢って連れて帰った。が、再び居なくなり、
二度と帰って来ることはなかった。静かに死に場を求めていたのかもしれない。
子供たちが小学生の頃、どら猫シャムのお母さんが台風の前の日、突然に
四匹の子猫を咥えて我が家に運び込んできた。ちゃかり、しっかり居座った。
子供たちは手を焼きながら小まめに世話をしていた。しかし病気になったり、
交通事故に遭遇したり、厳しい世間に毒入りを盛られたりして亡くなった‥‥
いつの間にか母猫も消えた。生類との出会いは驚きと悲しい別離が突然に訪れる、、。 |